perspective in motion and space
perspective in motion and space
坂本倫久
高橋亮有
中山恵
工藤俊佑
田崎晴真
橋本健太郎
新谷啓
佐藤玲
柿崎理沙
畔上陽一
畔上陽一
岡本斗志貴
小河原奏也
川野莉里花
後藤映則
堀江新(commissure)
視覚伝達デザイン学科研究室

オンスクリーンのデバイスに取り囲まれる現代、私たちは何に対し実体を見出しているのだろうか。
私たちは知覚された要素同士を相対的に眼で捉え、 そこに経験上推測される辻褄の合った関係性を脳内で構築することによって世界を捉えている。
「動き」の存在に着目し、 平面要素を空間へと展開させることによる 新たな知覚体験を模索した。

現代を生きる私たちは、ディスプレイ・スマートフォンといったスクリーンを媒介とし持ち運ぶことで、物理的にその場に存在しない情報と常に接続した生活を行っている。しかし私たちが受け取っている視覚的な刺激は、厳密には液晶端末のRGB端子の発する信号に過ぎない。
リアルな体験の価値や空間コンピューティングの存在感が高まっている今日、これまで向き合ってきた2次元のスクリーン上の情報を3次元の空間へと拡張させることへの可能性を考えたい。
私たちは液晶を通じて、目の前に実体が存在するかのようなリアリティをどういった要素から感じ取っているのか。私たちが実体を知覚する現象自体を問い直し、現実と虚構、実空間と情報との境界をよりシームレスに体験できる表現を探るべきではないだろうか。デバイスが置かれる物理的な環境、空間性など、リアリティを生み出す視覚的な要因を見つめ直すことで、私たちを取りまくスクリーン上の情報の存在を、より自然な知覚作用によって空間へと立たせていくことを試みた。
ミニマムなアニメーションとそれらの同期操作によって、 平面要素を空間へと展開させた新たな知覚体験を模索した。
検証を行う中で見つかった法則である「私たちは知覚された要素同士を相対的に眼で捉えている」「そこに経験上推測される辻褄の合った関係性を脳内で構築することによって世界を捉えている」ということに基づいた。
複数台のディスプレイを同期させたインスタレーションを制作。オンスクリーンにおける、動きの要素を空間へと展開させた表現の基礎研究として展示を行った。
坂本倫久
高橋亮有
中山恵
工藤俊佑
田崎晴真
橋本健太郎
新谷啓
佐藤玲
柿崎理沙
畔上陽一
畔上陽一
岡本斗志貴
小河原奏也
川野莉里花
後藤映則
堀江新(commissure)
視覚伝達デザイン学科研究室